山口県山口市阿東(あとう)に鎮座する「徳佐八幡宮」。
ここは春になると、西日本随一とも称される「370mの桜のトンネル」が現れる場所として知られています。
2021年には、その景観の価値が認められ、国の名勝にも指定されました。
しかし、徳佐の桜を100%楽しむにはコツがいります。
標高約310mに位置するため、山口市街地とは満開のタイミングが大きくズレるからです。
今回は、失敗しない見頃の判断基準から、200台収容駐車場の混雑回避術、さらにはSL撮影のベストタイミングまで、詳しく解説します。
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徳佐八幡宮とはどういう神社?

徳佐八幡宮は、山口市阿東徳佐に鎮座する八幡信仰の古社で、創建は1182年と伝わる歴史ある神社です。
地域の守護神として長く親しまれ、春には参道を彩るしだれ桜のトンネルで全国的にも知られています。
- 住所: 山口県山口市阿東徳佐中3673
- 参拝時間: 24時間(社務所・授与品は日中のみ)
- 駐車場: 約200台(無料・一部清掃協力金あり)
- アクセス: 鹿野ICから車で40分 / JR徳佐駅から徒歩10分
- 公式サイト: NPOあとう公式サイト
歴史と由緒
徳佐八幡宮は、平安末期の1182年に大内満盛が宇佐八幡宮を勧請したのが始まりとされています。
その後、火災などを経て、江戸時代の延宝7〜8年(1679〜1680)に現在地へ遷座しました。
地域の中心として信仰を集め、明治以降は村社 → 郷社 → 大正9年に県社へ昇格しています。
御祭神とご利益
主祭神は八幡宮の中心となる三柱です。
- 誉田別尊(応神天皇)
- 息長帯姫命(神功皇后)
- 足仲彦命(仲哀天皇)
さらに、天児屋根命・天鈿女命・大己貴命など多くの神々が配祀されており、勝負運・開運・安産・商売繁盛・芸能・縁結びなど幅広いご利益が期待される構成になっています。
徳佐八幡宮のしだれ桜|なぜ「国の名勝」に選ばれたのか?

徳佐八幡宮の桜が他の名所と決定的に違うのは、その「視界の占有率」です。
370m続く「降り注ぐピンク」の圧倒的ボリューム
参道の入り口から本殿まで、約370mにわたって桜並木が続きます。
植えられているのは合計約360本。
そのうち、メインとなる約70本の「しだれ桜」が、空を覆い隠すように枝を垂らしています。
歩いていると、まるでピンク色のカーテンの中を通り抜けているような感覚に陥ります。
この「降り注ぐような視覚体験」こそが、国が認めた名勝の正体です。
標高が生み出す「遅咲き」という奇跡
徳佐地区は、山口県内でも有数の寒冷地です。
そのため、桜の開花は平地よりも例年7日〜10日ほど遅れます。
- 山口市街地が見頃: 3月下旬〜4月上旬
- 徳佐八幡宮が見頃: 4月8日〜4月15日頃
Kジロー今年はもう桜を見逃してしまった……
と諦めかけている方にとって、徳佐は山口県で最後に春を追いかけられる「聖地」なのです。
2026年も、4月に入ってからの気温の変化に注目しておくことが、参拝成功の鍵となります。
徳佐八幡宮へのアクセスと駐車場|渋滞を避ける「9:30の鉄則」


徳佐八幡宮がある国道9号線沿いは、満開時の土日になると凄まじい渋滞が発生します。
ここでは毎年徳佐八幡宮を訪れる僕の経験からおすすめのアクセスを紹介します。
車でのアクセス|駐車場の狙い目は?
境内周辺には、臨時駐車場も含め合計で約200台の無料駐車場が整備されています。
ただし、人気の徳佐八幡宮横の駐車場は10台程度しか止められず、毎年桜シーズンは清掃協力金を募る場合があります。



徳佐八幡宮横の駐車場は2025年に訪れた際、500円でした。
- 混雑のデッドライン(午前10時)を過ぎると、国道9号線からの右折待ちが発生し、身動きが取れなくなります。
- 「午前9時30分」までの現地着を目指せば、比較的スムーズに駐車でき、人の少ない状態で桜のトンネルを撮影することが可能です。
そうは言っても朝が早いのは少し苦手という方もいますよね?
そんな方は少し離れますが、こちらの臨時駐車場を参考にしてください▼


子供でも歩ける距離ですので、家族で安心してご利用になれると思います。



少し歩いて徳佐八幡宮を訪れるのも、ゆったりとした良い時間になるよ♪
公共交通機関|実は「JR徳佐駅」利用が最もスマート
渋滞のストレスを100%回避したいなら、JR山口線を利用しましょう。
ルートに関してはJR「徳佐駅」から徒歩約10分ほどの距離です。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| メリット:駅から神社へ向かう道中にも、徳佐ののどかな風景を楽しめる。 メリット:SLの勇姿を駅から楽しむこともできるため、移動そのものが観光になる。 | デメリット:山口線は運行本数が少ない為、好きな時間に移動できない |
このようなメリット・デメリットを踏まえたうえで交通手段を考えてみるといいですね。
僕は家族で自由に好きな時に動き回りたいので毎回、車で行きます。



車の運転が好きなのもあるけどね♪
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鉄道ファンならずとも震える!「SLやまぐち号」と桜の競演


徳佐八幡宮を語る上で欠かせないのが、神社のすぐ裏手を駆け抜ける「SLやまぐち号」の存在です。
12:30のシャッターチャンス
桜のシーズン、漆黒の蒸気機関車が吐き出す黒煙と、可憐に揺れるピンクのしだれ桜のコントラストは、山口県を代表する春の絶景です。
- 通過時刻(目安): 往路(津和野行き)が12:30前後。
- 撮影のコツ: 参道の奥、線路沿いの踏切付近には多くのカメラマンが集まります。場所取りをするなら、30分前には現地にスタンバイしておくのがおすすめです。
汽笛の音が阿東の山々に響き渡り、桜の間からSLが姿を現す瞬間は、鳥肌が立つほどの迫力があります。
予約を取ってSLに乗りましたが、ごつごつの迫力あるボディーが印象的でした。
子供たちも最後部座席で外に出て喜んでいましたが顔を煤で真っ黒にしてしまうハプニングが発生。



少し焦りましたが、今となってはそれも良い思い出です。
SLやまぐち号公式ホームページから予約方法を確認し、是非乗車を検討してみてください。
まとめ
徳佐八幡宮の370m続くしだれ桜は、単なる花見スポットではなく、山口の歴史と自然が作り上げた芸術作品です。
- 360本の桜が織りなす「ピンクのトンネル」を歩く。
- 4月10日前後の「遅咲き」を狙って、二度目の春を楽しむ。
- 午前9:30に到着し、12:30のSL通過を目撃する。
この攻略ルートを辿れば、2026年の春は一生忘れられないものになるはずです。
